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むさし証券(トレジャーネット)の口座開設メリットは?手数料の安さやIPOなど比較・解説

むさし証券のインターネット専用口座「トレジャーネット」は、手数料の安さが魅力的な証券会社です。2016年に手数料の引き下げを行い、国内最安水準の手数料になりました。

しかし、SBI証券や楽天証券などと比べて聞き慣れないネット証券なので、どんな手数料プランがあるのか?などわからない点が多いと思います。

そこで、本記事では、むさし証券「トレジャーネット」の手数料(現物・信用取引)プランの特徴や他ネット証券との比較、またIPO(新規公開株)など、トレジャーネットのメリット・デメリットなどについて解説していきます。

むさし証券トレジャーネットの株式売買手数料

はじめに、むさし証券(トレジャーネット)の最大の特徴である株式売買手数料について料金体系(プラン)の解説や実際の価格、他ネット証券との比較などを行って行きます。

手数料コース・プラン

むさし証券トレジャーネットの株式売買手数料の料金体系(プラン)は、1回の注文毎に手数料が決まる「トレジャースタンダード」と1日の約定代金の合計金額で手数料が決まる「トレジャーボックス」の2つがあります。

むさし証券トレジャーネットの手数料プラン
  • トレジャースタンダード:1回の注文毎に手数料が決まる
    ⇒ 一般の方・中長期投資家向け
  • トレジャーボックス:1日の約定代金の合計金額で手数料が決まる
    ⇒ デイトレーダー向け

次に、2つの料金プランについて、実際の手数料や他ネット証券との比較を交えながら詳しく解説していきます。

トレジャースタンダード&他ネット証券との比較

トレジャースタンダードは、1回の約定毎に手数料が決まる料金体系で、現物・信用取引の区別がない料金コースです。

一般的な個人投資家向けの手数料体系で、実際の手数料は下表のようになっています(約定代金別の手数料)。

約定金額手数料(税抜)手数料(税込)
10万円以下75円81円
10万円超~20万円95円102円
20万円超~50万円175円189円
50万円超~100万円320円345円
100万円超~150万円380円410円
150万円超~300万円440円475円
300万円超~600万円750円810円
600万円超~900万円1,320円1,425円
900万円超~1,200万円1,760円1,900円
1,200万円超~1,500万円2,200円2,376円
1,500万円超~1,800万円2,640円2,851円
1,800万円超~2,100万円3,080円3,326円
2,100万円超〜3億円3,520円3,801円


トレジャーネット 公式ページ

取引価格毎に細かく手数料が決まっている点が特徴で、以下の証券会社の手数料比較表からもわかるように、SBI証券や楽天証券など大手ネット証券はもちろんのこと、ライブスター証券やGMOクリック証券など新興ネット証券よりも手数料が安い点が最大の魅力です。

主要ネット証券との手数料比較(100万円以下):

証券会社 \ 約定代金5万円10万円50万円100万円
岡三オンライン証券90円99円350円600円
むさし証券
トレジャーネット
75円75円175円320円
DMM株50円97円180円340円
SBI証券50円90円250円487円
楽天証券50円90円250円487円
ライブスター証券80円80円180円340円
GMOクリック証券88円88円241円436円
マネックス証券100円100円450円1,000円

ネット証券の国内株手数料比較(税抜)

主要ネット証券との手数料比較(1,000万円以下):

証券会社 \ 約定代金200万円300万円500万円1,000万円
岡三オンライン証券1,500円1,800円2,400円3,900円
むさし証券
トレジャーネット
440円440円750円1760円
DMM株600円800円800円800円
SBI証券921円921円921円921円
楽天証券921円921円921円921円
ライブスター証券800円800円800円800円
GMOクリック証券833円833円833円833円

1回の約定金額が5万円以下や1,000万円以上の場合など、約定代金が極端に安い時・高い時は、DMM.com証券やライブスター証券など他の新興ネット証券が安いですが、その他の価格帯では、全てむさし証券「トレジャーネット」が最安となっています。

1回の約定金額が1,000万円になることはほとんどないので、ほとんどの場合、トレジャーネットでの株式売買がお得になりそうです。

むさし証券トレジャーネット 公式ページ

また、本サイトでの株式売買手数料の比較・詳細は、以下もご参照ください。

ネット証券の手数料比較ランキング|信用取引や一日定額・無料枠など徹底比較
ネット証券の手数料比較ランキング|信用取引や一日定額・無料枠など徹底比較手数料の安さは、証券会社を選ぶ上で最も重要なポイントです。投資コストは、確実なマイナスリターンとなるので、手数料の安いネット証券を選ぶこ...

トレジャーボックス:1日の約定代金の合計金額で手数料が決定

むさし証券では、デイトレーダーなど1日の取引頻度が多い方向けに「トレジャーボックス」という料金プランも採用しています。

トレジャーボックスの取引手数料は、下表のようになっており、1日の約定代金の合計金額毎で、その日に支払う手数料が決まります。

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この料金プランを、他のネット証券の同様のプランと比較すると、下表のようになります。

結論から言うと、トレジャーボックスは他ネット証券と比べて、そこまで割安感はありません。例えば、1日の取引額が20万円以下の場合、岡三オンライン証券で手数料無料になります。

そのため、1日の取引額で手数料が決まる料金コースを選ぶ場合は、むさし証券トレジャーネットはそこまでオススメできません。岡三オンライン証券など他のネット証券を選ぶのが良いでしょう。

岡三オンライン証券 公式ページ

本サイトでの岡三オンライン証券の評価・解説は、以下をご参考ください。

むさし証券トレジャーネットのメリット

むさし証券のインターネット専用口座「トレジャーネット」を口座開設するメリットには、以下の3点があります。

トレジャーネットのメリット
  • 国内株式の取引手数料が安い
  • IPO(新規公開株)の取扱がある
  • NISA口座を開設・利用できる

先に解説した手数料の安さの他にも、NISA口座が利用できたり、IPO抽選に参加できる等、多くのメリットがあります。以下、各項目について詳しく見ていきます。

手数料が国内最安水準

手数料体系でも解説したように、取引毎に手数料が決まるプランとしては、国内最安の手数料となっています。

そのため、国内株式の取引をメインに行う方は、投資コストの削減のため「むさし証券(トレジャーネット)」を利用するのがオススメです。

むさし証券(トレジャーネット)の詳細確認や無料口座開設は、以下の公式ページから行えます。

むさし証券トレジャーネット 公式ページ

IPO(新規公開株)の取り扱いがある

手数料の安い振興ネット証券はIPOの取扱数が少ない印象ですが、むさし証券(トレジャーネット)はIPO数を取り扱っています。2018年には、以下の13銘柄を取り扱いました。

トレジャーネットIPO取扱銘柄【2018年】
  • フェイスネットワーク(3489):東証マザーズ
  • エーアイ(4388):東証マザーズ
  • IPS(4390):東証マザーズ
  • インバウンドテック(7031):東証マザーズ
  • エクスモーション(4394):東証マザーズ
  • マリオン(3494):東証JASDAQ
  • アイリックコーポレーション(7325):東証マザーズ
  • イーソル(4420):東証マザーズ
  • VALUENEX(4422):東証マザーズ
  • ピアラ(7044):東証マザーズ
  • 田中建設工業(1450):東証JASDAQ
  • テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)
  • リンク(4428):東証マザーズ

2018年のIPO実績を見ると、東証マザーズやJADAQなど新興市場に上場する銘柄の取扱が多くなっています。SBI証券SMBC日興証券、岡三オンライン証券と比べると取扱数は少ないですが、新興ネット証券としては取扱が多くなっています。

また、事前入金無し(前受金不要)でIPO抽選に参加できるため、小資金の方でも複数の証券口座からIPO抽選に参加できるため、口座開設しておいて損が無い、IPO向けネット証券と言えそうです。

むさし証券トレジャーネット 公式ページ

IPOに強い証券会社の選び方、おすすめランキング等は、以下をご参照ください。

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NISA口座が利用可能

むさし証券(トレジャーネット)では、2014年から始まったNISA口座を作ることができます。NISA口座を使うと、譲渡益や配当金・分配金に対する税金が非課税になるのでおトクです。

デメリット・注意点は?

次に、むさし証券トレジャーネットの注意点やデメリットをまとめていきます。

投資信託の取扱数が少ない

デメリットの1点目は、投資信託の取扱数が45銘柄程と少ない点です。SBI証券や楽天証券などの2,000銘柄を超えるラインナップと比べると、かなり少ない印象です。

投資信託を取引する場合、やはりSBI証券か楽天証券が最有力となりますが、投信保有中のポイント還元率の高さで選ぶなら「SBI証券 」、楽天カードや楽天ポイントで投信の購入・積立を行う方なら「楽天証券 」がオススメです。

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米国株など外国株や海外ETFが取引不可

むさし証券(トレジャーネット)のデメリットの2つ目は、アメリカ(米国)などに上場する株式やETFの売買ができない点です。投資信託の取扱数が少ないことからも、むさし証券のトレジャーネットは、国内株式を取引する方向けのネット証券と言えそうです。

ちなみに、米国など海外株式の売買ができるネット証券は、SBI証券・マネックス証券・楽天証券の3社ですが、この中でのおすすめは、米国株式の取引にかかるコストが最も安い「SBI証券 」です。

米国株や海外ETF向けのネット証券の選び方やオススメは、以下の記事もご参考ください。

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まとめ

ここまで解説してきたことをまとめると、むさし証券(トレジャーネット)は、国内株式の取引を行う方にオススメのネット証券と言えます。

国内株式の取引手数料が最安であるため投資コストを抑えた投資が行えます。また、事前入金無しでIPO抽選にも参加できるため、IPO投資家の方も口座を保有しておいて損はありません。

むさし証券トレジャーネット【公式】

ただし、投資信託の品揃えが悪く、海外株式・ETFが買えないので、投資信託や外国株式・海外ETFなどの取引を行う方は、本文中で解説したように、SBI証券を利用するのが良いでしょう。

SBI証券 公式ページ

各ネット証券のお得なキャンペーンは、以下の記事をご参考ください。

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