手数料の安さは、証券会社を選ぶ上で最も重要なポイントです。投資コストは、確実なマイナスリターンとなるので、手数料の安いネット証券を選ぶことで、投資パフォーマンスの確実な向上が見込めます。
そこで、本記事では、各ネット証券の株式売買手数料の手数料を徹底比較していきます。信用取引、無料で取引ができる条件などからオススメのランキングも公開します。
ネット証券の手数料比較ランキング
さっそく、結論「ネット証券の手数料比較ランキング」を発表し、なぜそのネット証券がオススメか?特徴やメリットを解説して行きます。
順位 | ネット証券 | 理由・特徴 |
---|---|---|
1位 | 岡三オンライン証券 |
|
2位 | むさし証券 トレジャーネット | 1約定毎(5万円以上)の手数料が国内最安水準 |
3位 | SMBC日興証券 | 信用取引が手数料無料 |
SBI証券や野村証券の大手ネット証券ではなく、昨今手数料の大幅値下げを行っている新興ネット証券がランキング上位となっています。
以下、各ネット証券について詳しく見ていきます。
第1位:岡三オンライン証券
日本株の取引を行う場合、岡三オンライン証券が最もオススメです。オススメの理由は、定額プランの手数料の安さです。1日の取引額が20万円以下の場合、手数料が完全に無料になります。
また、この20万円の無料枠は、現物取引・信用取引それぞれにあるので、現物・信用合わせると全部で40万円まで手数料が無料になります。
SBI証券や楽天証券、松井証券でも1日の取引額が10万円以下の場合、手数料が無料になりますが、20万円まで手数料無料になるのは、岡三オンライン証券だけです。
また、国内株の取引額の条件、または投資信託の保有残高の条件を満たすことで、信用取引の手数料が無料にまでなります。
今なら口座開設キャンペーンで最大3ヶ月間、手数料無料になるので、この機会に口座開設を行い、取引を試してみるのも良いでしょう。
第2位:むさし証券(トレジャーネット)
一約定毎の手数料が最も安いのがむさし証券トレジャーネットです。これまではライブスター証券が最安の座についていましたが、むさし証券の2016年11月の手数料改定で、1約定毎プランで最安になりました。
以下の表は、むさし証券(トレジャーネット)の手数料ですが、1約定あたり20万円以下であれば、100円を下回る手数料で、国内株の売買が行えます。
第3位:SMBC日興証券
信用取引を行う場合、オススメなのがSMBC日興証券です。なんと全ての価格帯が手数料無料で取引できます。
岡三オンライン証券も20万円以下は手数料無料ですが、全取引額で手数料無料なのは、SMBC日興証券だけです。現物取引の手数料は最安ではありませんが十分安いので、信用取引を行う場合はSMBC日興証券一択と言って良いでしょう。
現物(初心者向け)の手数料比較|各プランの最安は?
次に、国内株式・現物取引での各ネット証券の手数料を、購入価格帯毎に比較していきます。国内株式の手数料プランには、以下のように、定額プランと約定毎のプランがあるので、2つの料金体系(プラン)毎に比較していきます。
- 定額プラン:1日の取引合計金額で手数料が決まる
- 約定毎:1回の取引(約定)毎に手数料が決まる
1日定額プラン
以下の表は、定額プランのあるネット証券の手数料を比較したものです。岡三オンライン証券が20万円まで、SBI証券・楽天証券・松井証券が10万円まで、手数料無料になっています。
証券会社 \ 約定代金 | 10万円 | 20万円 | 50万円 | 100万円 |
---|---|---|---|---|
岡三オンライン証券 | 無料 | 無料 | 500円 | 800円 |
SBI証券 | 無料 | 191円 | 429円 | 762円 |
楽天証券 | 無料 | 191円 | 429円 | 858円 |
GMOクリック証券 | 230円 | 230円 | 430円 | 860円 |
松井証券 | 無料 | 300円 | 500円 | 1,000円 |
むさし・トレジャーネット | 1,200円 | 1,200円 | 1,200円 | 1,200円 |
マネックス証券 | 2,500円 | 2,500円 | 2,500円 | 2,500円 |
やはり、20万円まで手数料無料で取引できる岡三オンライン証券がお得です。
取引額が20万円以上となる場合、SBI証券の方が若干安いですが、20万円まで無料になる岡三オンライン証券の方がインパクトが大きいので、私自身は岡三オンライン証券を利用しています。
今なら口座開設キャンペーンで最大3ヶ月間、手数料無料になるので、この機会に口座開設を行い、取引を試してみるのも良いでしょう。
1約定毎プラン
次に、1取引(約定)毎のプランを見ていきます。
証券会社 \ 約定代金 | 5万円 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
---|---|---|---|---|
岡三オンライン証券 | 90円 | 99円 | 350円 | 600円 |
むさし証券 トレジャーネット | 75円 | 75円 | 175円 | 320円 |
DMM株 | 50円 | 97円 | 180円 | 340円 |
SBI証券 | 50円 | 90円 | 250円 | 487円 |
楽天証券 | 50円 | 90円 | 250円 | 487円 |
ライブスター証券 | 80円 | 80円 | 180円 | 340円 |
GMOクリック証券 | 88円 | 88円 | 241円 | 436円 |
マネックス証券 | 100円 | 100円 | 450円 | 1,000円 |
ネット証券の国内株手数料比較(税抜)
一回の取引額が10万円以上となる場合、最も手数料が安いのは「むさし証券(トレジャーネット)」です。2016年11月の手数料改定により、それまで最も安かったライブスター証券を下回る手数料となりました。
ただし、5万円以下の場合は、DMM株・SBI証券・楽天証券の手数料が最安になっています。この3社の場合、5万円以下の価格帯でDMM株が最も安いので、5万円以下の価格帯の株式の取引頻度が多い方は、むさし証券よりもDMM株がオススメです。
- むさし証券(トレジャーネット)が最安
- 5万円以下の約定代金の場合のみDMM株が安い
⇒ 5万円以下の価格帯でよく売買する人はDMM株がオススメ
信用取引の手数料比較|各プランの最安は?
次に、信用取引手数料の料金体系を見ていきます。信用取引の場合も、現物取引同様に、二種類の料金体系(プラン)があるので、それぞれの場合で比較していきます。
1日定額プラン
定額プランのあるネット証券の手数料は、以下の表にまとめたようになっています。現物取引同様、岡三オンライン証券が20万円まで、SBI証券・楽天証券・松井証券・GMOクリック証券が10万円まで、手数料無料になっています。
証券会社 \ 約定代金 | 10万円 | 50万円 | 100万円 | 300万円 |
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SMBC日興証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
岡三オンライン証券 | 無料 | 500円 | 700円 | 1,000円 |
SBI証券 | 無料 | 239円 | 477円 | 1,277円 |
楽天証券 | 無料 | 429円 | 858円 | 3,000円 |
むさし・トレジャーネット | 1,200円 | 1,200円 | 1,200円 | 1,200円 |
ライブスター証券 | 400円 | 400円 | 400円 | 1,200円 |
GMOクリック証券 | 無料 | 200円 | 400円 | 1,200円 |
松井証券 | 無料 | 500円 | 1,000円 | 3,000円 |
マネックス証券 | 2,500円 | 2,500円 | 2,500円 | 2,500円 |
ただし、信用取引の場合、SMBC日興証券が取引額に関わらず手数料が無料になります。現物取引の手数料は、他のネット証券と比べて割高ですが、信用取引を中心に行う方は、SMBC日興証券がオススメです。
また、20万円まで手数料無料の岡三オンライン証券は、大口優待により、株式の取引状況や投資信託の保有残高に応じて、信用取引の手数料が無料になるサービスもあるので、現物・信用どちらも同じくらいの取引の方は、こちらがおすすめです。
1約定毎プラン
1約定毎のプランでも、全ての取引額で手数料が無料になるSMBC日興証券のお得度が群を抜いています。国内株取引で信用取引が中心になる方は、SMBC日興証券で手数料を省いて取引しましょう。
証券会社 \ 約定代金 | 10万円 | 20万円 | 50万円 | 100万円 |
---|---|---|---|---|
SMBC日興証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
むさし・トレジャーネット | 75円 | 95円 | 175円 | 320円 |
ライブスター証券 | 80円 | 80円 | 80円 | 80円 |
GMOクリック証券 | 89円 | 130円 | 170円 | 240円 |
岡三オンライン証券 | 99円 | 150円 | 300円 | 500円 |
SBI証券 | 143円 | 143円 | 191円 | 360円 |
楽天証券 | 250円 | 250円 | 450円 | 450円 |
マネックス証券 | 95円 | 140円 | 190円 | 355円 |
カブドットコム証券 | 99円 | 179円 | 449円 | 760円 |
まとめ|手数料の安いオススメネット証券は?
ここまで解説してきたように、国内株式の手数料は、各ネット証券で結構違います。また、現物・信用取引の違いや、手数料体系(定額・約定毎)によっても手数料が変わります。
基本的には、現物・信用取引で1日20万円まで手数料無料となる岡三オンライン証券がオススメです。今なら口座開設キャンペーンで3ヶ月間手数料が完全無料となるので、この期間中に使用感や20万円以下の取引頻度などを見定めると良いでしょう。
また、信用取引を多めに行う方、または1約定毎の手数料体系が良い方は、それぞれSMBC日興証券、むさし証券
を選ぶと良いでしょう。
項目 | マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
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売買手数料 | 約定金額の0.45% *5ドル以上20ドル未満 | ||
為替手数料 | 0.25円 住信SBIネット銀行で0.04円 | 0.25円 | 0.25円 |
取扱銘柄数 | 約1,300銘柄 | 約3,000銘柄 | 約1,300銘柄 |
リアルタイム株価 | 月額500円 | 無料 | 月額1,000円 |
取引ソフトの有無 | なし | PC、スマホ | PC |
時間外取引 | × | ○ | × |
特定口座 | ○ | ○ | ○ |
定期自動買付 | ○ | × | × |
貸株 | ○ | × | × |